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『仮面ライダーギーツ』第2話で使われているジャマト語

仮面ライダーギーツ』でジャマトが使っている言語を「ジャマト語」と呼ぶことにして、ジャマト語の解読と翻訳を試みる。第2話で使われたジャマト語を下記に記す。

 

1.仮面ライダーギーツに水をかけられて、盗賊ジャマトが言った「スリトキョ!」

これは文脈から考えて、冷たいという意味だと思われる。これが正しいとすると、ジャマト語の「ス」、「リ」、「ト」、「キョ」は、それぞれ日本語の「つ」、「め」、「た」、「い」に対応していることになる。

 

2.ギーツに殴られて盗賊ジャマトが言った「キョトキョ…!」

「キョ」は「い」、「ト」は「た」なのだから、これは「いたい…!」であることは明らかだ。

 

3.ギーツに殴られて倒れた後、立ち上がった盗賊ジャマトにもう1人の盗賊ジャマト言った「チャキョピピファツワスビ?」とこれに対する返事の「ラサツームアラチャファ!」

「チャキョピピファツワスビ?」については、文脈から考えて、「大丈夫か?」という意味だとする解釈に説得力があると思う。特に、「ビ」は「?」の直前にあるので、日本語で疑問を示す助詞の「か」でほぼ間違いないだろう。これまでにジャマト語の「キョ」は日本語の「い」、「ツ」は「う」(第1話で判明している)であることがわかっているから、ここで新たにジャマト語の「チャ」は日本語の「だ」、「ピピファ」が「じょ」、「ワス」が「ぶ」だということになる。ただ、「ピピファ」については、「ピピ」が「じ」で、「ファ」が「ょ」または「よ」という可能性もある。「ファ」が「よ」の場合、「ラサツームアラチャファ!」が「〇〇うー〇す〇だよ!」となるので、「ピピ」と「ファ」は分けたほうがいいように思われる。

 

(第9話の使用例からわかったことに基づいて追記)

第9話でのジャマト語の使用例から、ジャマト語の「ラサ」、「ツーム」はそれぞれ日本語の「な」、「に」に対応していることがわかった。そうすると、「ラサツームアラチャファ!」は「なにす〇だよ!」となる。この台詞は「何すんだよ!」という意味だと解釈できる。ここで新たにジャマト語の「ラ」は日本語の「ん」に対応していることがわかった。そして、この台詞はギーツに殴られたことに対して言ったものだということもわかった。

 

4.孝人に攻撃された後、逃げる時に盗賊ジャマトが言った「トアダジ~!」

すでに「ト」は「た」、「ジ」は「て」(第1話で判明)であることがわかっているから、「た〇〇て~!」となる。文脈から考えて、これは「助けて~!」という意味だと思われるので、「たすけて~!」が正解だろう。これで、新たにジャマト語の「ア」は日本語の「す」に、ジャマト語の「ダ」は日本語の「け」に対応していることがわかった。

 

5.頭領ジャマトが盗賊ジャマトたちを引き連れて言った「トビオズグオエインビカカル!」

これまでにわかっていることと、次の6でわかったことを合わせて考えると、ジャマト語の「ト」は日本語の「た」、「ビ」は「か」、「オズ」は「ら」に対応しているから、この台詞は日本語では「たから〇〇〇〇〇か〇〇〇!」となる。

 

(第9話の使用例からわかったことに基づいて追記)

第9話でのジャマト語の使用例から、ジャマト語の「オ」は日本語の「と」に対応していることがわかった。そうすると、「トビオズグオエインビカカル!」は「たから〇と〇〇〇か〇〇〇!」となる。

 

6.5の頭領の台詞に対して盗賊ジャマトたちの返事「オズピピゼラー!」

この台詞については文脈から考えて、盗賊たちが頭領の言葉を了解したという意味だと思われる。そこで、日本語の「ラジャー」に対応しているという説が出てきている。この説が正しいとすると、3でジャマト語の「ピピ」は日本語の「じ」だということがわかっているから、ジャマト語の「オズ」が日本語の「ら」、「ゼラ」が「や」に対応していることになる。

 

7.頭領ジャマトが仮面ライダーギンペンの攻撃を防いで、ギンペンに迫る時に言った「ジピト ルクビト ケチャ!」

すでにジャマト語の「ジ」は日本語の「て」、「ト」は「た」、「ビ」は「か」、「チャ」は「だ」だとわかっているから、「て〇た〇〇かた〇だ!」となる。この台詞は盗賊ジャマトが複数名仮面ライダーに倒された後のものなので、「手下のかたきだ!」という意味だとする解釈に説得力があると思う。これで新たに、ジャマト語の「ピ」は日本語の「し」、「ルク」は「の」、「ケ」は「き」に対応していることがわかった。

 

8.頭領ジャマトが英寿と景和を見つけた時に言った「レレスダトヅ。」

すでに「ス」は「つ」、「ト」は「た」だとわかっているから、「〇〇つ〇た〇。」となる。文脈から考えて、これは「見つけたぞ。」という意味だと思われる。同じ文字が続いた場合、2つの文字で日本語の1つの音に対応しているという説があるので、この説が正しいとすれば、ジャマト語の「レレ」は日本語の「み」に、ジャマト語の「ダ」は日本語の「け」に、ジャマト語の「ヅ」は日本語の「ぞ」に対応していることになる。

 

9.劣勢になった頭領ジャマトがギーツに言った「クルクテウ ケケース!」

すでにジャマト語の「ルク」は日本語の「の」、「ス」は「つ」、「ケ」は「き」だとわかっているから、「〇の〇 ききーつ!」となる。文脈から考えて、この台詞は「おのれ ギーツ!」という意味だと思われる。ジャマト語の「ピ」は日本語の「し」、「ピピ」は「じ」に対応していることもすでにわかっているので、これと同様にジャマト語の「ケケ」は日本語の「ぎ」に対応していると考えるのは間違っていないと思う。したがって、「おのれ、ぎーつ」が正解だろう。

 

今のところ最も信頼できる対応表は以下のものだ。

これよりも見やすいと思われる対応表