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『仮面ライダーギーツ』オーディオコメンタリーの内容紹介と感想(ジャマト語関連)

9月14日からTTFC(東映特撮ファンクラブ)で『仮面ライダーギーツ』第1話と第2話のオーディオコメンタリー付き動画が配信されている。このブログではジャマト語に関係のある部分だけを紹介して、私のコメントを述べる

 

第2話のオーディオコメンタリーの担当者は、中澤祥次郎監督、藤田慧アクション監督、そして司会進行の吉川史樹プロデューサー補だ。

 

動画の8分目から9分目にかけて、ジャマト語についてふれられている。ちなみに、この「ジャマト語」という表現はこのオーディオコメンタリーで制作者側も使っているので、ジャマトが話している言語の公式の名称といっていいだろう。

 

さて、発言部分を紹介すると、ジャマトについては、ジャマトによって世界観や背景を表すことで作品の深みを出したいという。ジャマト語については、そのうち通訳するかもしれない、台本から翻訳している、日本語に翻訳すると実は結構おもしろいことを言っているかもしれないという発言があった。そして、「ケケース」というのはどういう意味なのでしょうとも。

 

以下、私のコメントを述べる。

ジャマト語の解読・翻訳については、グロンギ語やオーバーロード語(フェムシンム語)に比べて難しいというのが、解読を試みているファンのほぼ一致した評価である。先に紹介したように、ジャマトが『仮面ライダーギーツ』の世界観や背景を担っており、ジャマト語で語られている内容に重要な部分があるというのであれば、視聴者によってジャマト語が簡単に解読されては困るという制作者側の姿勢が察せられる。したがって、解読が難しくなるように、ジャマト語の音は、グロンギ語やオーバーロード語と違って、日本語の音との対応関係に規則性がなく、ランダムになっているのだと理解できる。ただし、「台本から翻訳している」という発言からわかるように、撮影スタッフには日本語とジャマト語の対応表があるのは確かだと言える。