世界の特撮ヒーロージャーナル

世界中の特撮ヒーローを紹介します。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガルーダの騎士ビマ』第3話解説

『ビマ・サトリア・ガルーダ』(Bima Satria Garuda)第3話のあらすじは次の通り。 レイはランディに昨日のことをきかれるが、自分でもよくわからないと答える。 一方、バスケットボール選手がトカゲ型怪人のリザリオン・モンスター(Lizarion Monster)の体内に…

『ガルーダの騎士ビマ』第2話解説

『ビマ・サトリア・ガルーダ』(Bima Satria Garuda)第2話のあらすじは次の通り。 ビマとレナはトペン・ベシ(英語名アイアン・マスク)の攻撃からなんとか逃げることができた。 宇宙船に戻ったトペン・ベシはラスプーティンに通信で戦況を報告、ラスプーティ…

インドネシアの特撮ヒーロー『ガルーダの騎士ビマ』第1話:解説

先日インドネシアの特撮ヒーロー『ガルーダの騎士ビマ』(ビマ・サトリア・ガルーダ、Bima Satria Garuda)続編の制作発表が行われた。そこで、第2シリーズの放送が始まる前に第1シリーズの内容を振り返ることにしたい。 まず、第1話のあらすじ。地球と異世…

『牙狼 魔戒ノ花』第13話での言葉遣いに関する疑問

『牙狼 魔戒ノ花』第13話でクロウが雷牙に「よければ、御一緒しますか」と言った。この台詞に筆者は違和感をいだいた。 最近テレビドラマの台詞で敬語の使い方がおかしい例が時々見つかるが、今回もそうだ。 クロウは基本的に黄金騎士の雷牙に対しては敬意を…

『牙狼 魔戒ノ花』第13話の言葉解説

『牙狼 魔戒ノ花』第13話が放送された。今回からオープニングとエンディングが変更されている。新しいオープニングテーマ曲のタイトルは「雷牙~Tusk of thunder~」。tuskは英語で牙という意味なのでTusk of thunderは雷の牙という意味になる。 次に、今回…

機械翻訳は使い物になるのか:『鎧武』のレデュエの宣戦布告を英訳したら

現在ではネットで無料で機械翻訳を利用できる。これは便利な気がするが、実際にはどの程度使えるものだろうか。試しに、『仮面ライダー鎧武』第34話のレデュエの宣戦布告をGoogle翻訳で英訳してみよう。まず、オリジナルの日本語版は次の通り。 「全世界の人…

マリー・アントワネットのピストル:その奇妙な名前の由来

『仮面ライダー鎧武』のレデュエは実は女性だそうだ。古今東西女性の権力者はいろいろいたが、様々な芸術作品でその華麗だが波乱万丈な生涯を描かれたのがフランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネット(Marie Antoinette)だ。 彼女にちなんだ名前のつい…

『仮面ライダー鎧武』のレデュエはいくつの言語を使って放送したのか

『仮面ライダー鎧武』第34話でオーバーロードのレデュエは地球人類全体に向けてテレビを通じて宣戦布告を行なった。 ところで、レデュエはいくつの言語を使って放送したのだろうか。 レデュエはこの放送のなかで「もっと早くにあいさつしようと思ってたけど…

『仮面ライダー鎧武』のミサイルはどういう性格の兵器なのか(改訂版)

『仮面ライダー鎧武』の「戦略ミサイル」は核兵器とは限らないという記事では、あの「戦略ミサイル」が核兵器ではない可能性があることを指摘しただけで、核兵器か否かという結論は出していなかった。この記事ではその結論を書く。なお、「戦略ミサイル」と…

『仮面ライダー鎧武』の「戦略ミサイル」は核兵器とは限らない

きのう放送された『仮面ライダー鎧武』第34話で使われた「戦略ミサイル」を核兵器だと思っている人が多いらしい。だが、このような理解は正確なものではない。 戦略ミサイルは戦略兵器の1種である。kotobankによると、戦略兵器とは、「敵国の重要な産業・軍…

『烈車戦隊トッキュウジャー』のザラムはアラビア語由来

『烈車戦隊トッキュウジャー』に新たに登場したザラム。このザラムという名前はBABEL ~世界の言葉~で調べてみたところ、アラビア語で闇という意味の単語ザラームに由来があるようだ。

ユネスコはなぜユネスコか

国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を世界文化遺産に登録すると決定した。 さて、ユネスコはなぜユネスコと呼ばれるのか。この組織の英語での正式名称はUnited Nations Educational, Scientific and Cultural Or…

コロンビア、コロンブス、コロンボ

FIFAワールドカップで次に日本と対戦するのがコロンビアだ。 コロンビア(スペイン語・英語とも同じスペルでColombia)という国名はイタリアの探検家コロンブス(Columbus)にちなんだものである。 ただし、Columbusというのは近代以前ヨーロッパで共通語だっ…

ギリシャ人は自分の国をギリシャとは言わない

あす6月20日サッカーのワールドカップで日本と対戦する国を日本では普通「ギリシャ」と言うが、実はギリシャ人は自分の国をギリシャとは言わない。ギリシャ語ではギリシャをエラス(Ellás)と言う。 ギリシャという地名は古代ローマ人がラテン語でギリシャのこ…

『花子とアン』で登場した洋書

NHK連続テレビ小説『花子とアン』で、はなが郁弥からプレゼントされた洋書のタイトルが「The Prince and The Pauper」だ。 これはマーク・トウェインが書いた小説で、これを村岡花子が邦訳して以来、そのタイトルは『王子と乞食』と訳されてきた。この邦題は…

英語とフランス語が似ている理由

「コートジボワールの象軍団」という記事を読まれた方は象牙海岸を意味する英語Ivory Coastとフランス語のCôte d'Ivoireが似ていることに気付かれたと思う。 英語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、同じくゲルマン語派に属するドイツ語とは兄弟…

コートジボワールの象軍団

きょうサッカーのワールドカップで日本と対戦するのがコートジボワールだ。コートジボワール(Côte d'Ivoire)という国名はフランス語で象牙海岸という意味である。Côteは英語のCoast、d'Ivoireは英語のof Ivoryに当たる。(ただし、象牙海岸は英語ではIvory C…