日本初の特撮スーパーヒーロー

世界初の特撮スーパーヒーローはキャプテン・マーヴェルですが、それでは、日本初の特撮スーパーヒーローは誰でしょうか。 こう書くと、1958年に放送が開始された『月光仮面』だと思われた方がいると思います。たしかに、月光仮面はテレビドラマとしては日本初です。しかし、映画を含めれば、1957年に劇場公開された『鋼鉄の巨人』のスーパージャイアンツこそ日本初の特撮スーパーヒーローであります。 スーパージャイアンツ（「ジャイアンツ」と複数形になっていますが、実際には1人の異星人）は普段は地球人と同じような姿ですが、戦う時には変身して、空を飛びます。 

（2023年1月3日追記）

まず、1950年に劇場公開された『黄金バット 摩天楼の怪人』について、この映画はフィルムが現存しないため、現在では特撮ドラマなのかどうか確認できない。したがって、黄金バットが日本初の特撮スーパーヒーローだと断定することはできない。『黄金バット 摩天楼の怪人』については別の記事でも書いた。

次に、1954年に劇場公開された『透明人間』について、この映画の主人公の透明人間が日本初の特撮スーパーヒーローだとは思えない。やはり、姿が見えないというところが特撮ヒーローだと言いにくくしている。『透明人間』については別の記事で書いた。