コロンビア、コロンブス、コロンボ
FIFAワールドカップで次に日本と対戦するのがコロンビアだ。
コロンビア(スペイン語・英語とも同じスペルでColombia)という国名はイタリアの探検家コロンブス(Columbus)にちなんだものである。
ただし、Columbusというのは近代以前ヨーロッパで共通語だったラテン語での呼び方で、彼の母語のイタリア語ではコロンボ(Colombo)と言う。
コロンボといえば、スリランカのかつての首都がこのような名前だったが、筆者はコロンボという名前を見ると、刑事コロンボを思い出す。
刑事コロンボの名前のスペルはColumboで、Colomboとはちょっと違うが、この架空のイタリア系アメリカ人の刑事の名前がコロンブスを意識してつけられたのは間違いないだろう。
ちなみに、ラテン語のColumbus(発音はコルムブス)は鳩(ハト)という意味で、これがイタリア語ではColomboに変化して同じ意味の単語になっている。